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2026.02.01 伝統という「軸」を持つということ

  • 2月1日
  • 読了時間: 2分

伝統という「軸」を持つということ

自民党の高市早苗総理大臣が語った「相撲の土俵に女性は上がらない」という姿勢に、強い違和感を覚える人もいるだろう。しかし、私はむしろその言葉に一本の芯を感じた。


それは男女不平等を是とする発言ではない。

男女平等という理念を否定したものでもない。高市氏が語ったのは「日本で長く守られてきた伝統を、軽々に時代の空気で塗り替えない」という覚悟である。


昨今はどうだろう。

何かにつけ「アップデート」が求められ、声の大きい側の主張があたかも正義のように扱われる。だが、その多くは流行語の寄せ集めであり自分自身の考えを持たないまま時代に運ばれているだけではないか。


男女平等という言葉は美しい。

しかし、リベラルな思想だけで男女の関係性や役割のすべてが整合するとは私は思えない。かつての男尊女卑を是正する議論は、すでに一定の役割を終えている。今起きているのは、新しい正しさを競い合う「披瀝合戦」であり論点のすり替えにすぎないようにも見える。


本当の平等とは同じことをすることではない。

「これは男の自分がやろう」

「ここは女の私の方がうまくできるかもしれない」

そんな自然な支え合いが成り立つ関係こそ、成熟した社会の姿ではないか。


伝統を守るというのは、過去に縛られることではない。

流されないための軸を持つことだ。その軸があるからこそ、変えるべきものと守るべきものを見極められる。今、私たちに問われているのは声の大きさではなくその覚悟なのだろう。



 
 
 

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