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2026.02.12 無所属という旗を掲げて

  • 2月12日
  • 読了時間: 2分

「ずっと一人で無所属。ボッチくんですね。」

そう言われて、私は少しも見すぼらしいとは思わない。むしろそれが私の金看板だ。振り返れば、十四年間は自民党籍の議員。その後、離党勧告を受け十五年間を無所属で歩いてきた。合わせて三十年近い歳月になる。


その間「道家は終わった」と何度笑われただろう。

議会で発言しても、政党の後ろ盾はない。保守の立場にありながら、組織の傘もない。いわば“底辺取り”の政治である。だが、底辺を引き受けることは決して卑屈ではない。

議会の中には、執拗ないじめに遭い政党どころか会派にも入れてもらえない議員もいる。そんな姿を見るたび「ならば私が一番下を取ろう」と思う。下には下がいると分かれば、人は少しだけ気持ちが軽くなるものだ。誰よりも低い点をご馳走にする。自分が一歩下がれば、周囲は一段高く見える。舞台で言えば、私は主役ではなく大道具係だ。背景を整え、舞台を支える役目。しかし大道具がなければ芝居は成立しない。

「誰よりも自民党らしい」と、みんなに言われても誇るつもりはない。組織の本流にいることが価値なのではない。むしろ、流れから外れた場所で踏みとどまることに別の覚悟がある。捨て駒という言葉がある。将棋では、捨て駒があるからこそ局面が開ける。


私はその一枚でよい。

孤立ではない。自立だ。


無所属という旗は小さいが、よく晴れた空に揚げれば思いのほか堂々と見える。底辺を選ぶ政治は決してみじめではない。むしろ、支える覚悟を持った者だけが見ることができる、人の背がある、と勝手に信じている。



 
 
 

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